オルガニスト楽屋話

第121話  幸せを呼ぶ鳥、到来! ---2011.2.4.

卒業の季節ですね。昨日は私が教える神戸女学院での実技試験。演奏活動には季節感は少ないのですが (クリスマスくらいでしょうか)、大学に関わっていると、入学、卒業という季節を感じられます。 学生にとっても、また教える私にとっても1年の成果を実感する日です。音楽を 点数で評価するのは嫌いなのですが、仕方がありません。 技術点、努力点、なるべく良い点をあげたいと思いながらの審査です。

講師になりたての頃(私はまだ20代でした)、教え子の演奏を聴くのは、 コントロールのきかないジェットコースターに乗せられている気分。 自分で演奏するよりもドキドキしたものです。最近は慣れましたが、 上手く弾けるよう心から応援しつつ聴いています。

正直なところ、自分で弾く方がずっと簡単です。 けれども、学生を指導するそのワンクッションには、人間的な交わり、心の行き来、またお互いに 喜びもあり、こうして出来あがっていく“音楽”もまた素敵です。 情熱のある若い人達への指導、どんどん吸収し上達する姿を見るのも楽しいもの。 卒業していく4年生には、音楽の勉強に終わりはないことを伝え、学んだことを何かに役立たせ 生かしてもらえればと、大きく羽ばたいていくことを期待します。

飛行機通学も20数年〜、先日乗った飛行機のパイロットはスポーツクラブでの友人でした。 機内で機長からの挨拶のアナウンスでわかり、びっくり!友人の操縦する飛行機に乗るというのも また特別な気分〜。その翌々日ジムで会った友人に話をすると、国際線がほとんどだけど 珍しく大阪便に乗った、、と。滅多にないような遭遇でした。

羽田空港も新しくなり、国内線も新しく広く変わりました。とにかく毎週の通勤、いつも行きはぎりぎり、また帰りは急いでいる ので、少しでも近くて速いルートを探す私。どうやら東京-大阪便は新しく広くなった方に発着することがわかり、 それならば近くの、これも新しく出来た駐車場P4の方が近いことが発覚。 空港内、車で走るルートは、標識通りに走ると、飛行場内をくるくる回され遠いのです。一気に3車線の車線変更を しなくてはならないのですが、真ん中を突っ切れる道も見つけました。 駐車場から搭乗口までの歩くルート、近くて速いセキュリティチェックカウンター、ラウンジの場所(ラウンジも複数個所できました)、、、などなど。 新しい駐車場にはペットホテル、ペット専用のトイレ、エレベーター、そして昨日は外に出たらワンちゃんたちが遊んでいる〜、 何かと思ったらペットが遊ぶスペースでした。毎週かよいながら、いろいろ探索中です。

昨日は余ったポイントでプレミアムクラスにアップグレード。確かに乗り心地は良い。たった45分なのにスリッパも出てくる。 「大変申し訳ありません、機内食がひとつ足りないのです」と言って渡されたのは2000円分の商品券。 しっかり朝食は食べてきているので2食目の朝食はいらないし、毎週の機内で食事をする習慣もない私にはかえって良かったのですが。

我が家の前、多摩川の岸辺の柳の木に、かわいいフクロウが6羽やって来ました。 友人に教えてもらって知ったのですが、冬の間だけ(冬眠の状態?) で多摩川に生息し、夜行性のフクロウは夜にモグラやネズミを食べているらしいです。とってもかわいいです!! 昼間はこのようにじっと木にとまっています。新聞でも報道されたそうで、早朝から夕方まで絶え間なく見物人がいます。 逃げていかなければいいのに、と私は部屋から見守っているのですが。

フクロウは「不苦労」・・幸福を呼ぶ鳥と聞きます。このフクロウの写真を見てくださった皆様方にも良いことがありますように!


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