第204話 愛知県芸術劇場でのクリスマスコンサート ---2017.1.3.
昨年末、12月18日、名古屋の愛知県芸術劇場で、中京テレビ事業部主催のソロリサイタル「アヴェ・マリア・クリスマスコンサート」
が開催されました。 前日に名古屋入りし、ホールでリハーサル。これだけ大きな規模のオルガンになりますと、レジストレーション、 とりわけ編曲ものの音作りには時間が必要です。ストップ数の多さに加え、音量変化をさせるスウェルペダルも2つあるのですから、 凝れば凝るほど色んなことが出来る、また時間があればあるほど凝った音作りが出来ます。 午前9時からオルガンを使えるということで、なるべく早くホール入りしたいと思い、自宅を6時半に出て、JRの駅へ着くと、 「人身事故があり復旧までに1時間はかかる」と。。。普段あまり電車に乗らない私はこういう時にパニックです。慌てて タクシー乗り場へ。すでに10名以上の人が並んでいて、待つことしばらく。2、3台の車は来たのですが、その後、一向に来ない。。 タクシー会社2社に電話、土曜日の早朝のせいかどちらもなかなか応答がなく、ようやく出た電話、どちらも「近くに車はありません」、、という返事。 仕方ない、タクシーを諦め、また駅の改札駅へと走る。。 駅員は「数駅戻って、通常に動いている東海道線にお乗りください」、「京浜急行にお乗りください」、、どちらも不慣れな私には??。 諦め半分ホームに降りると、電車があり、乗ると動き始めたのです。全くの幸運!結局、一台遅れの新幹線に乗れ、 名古屋駅からはタクシーを飛ばし、9時少し過ぎにホール到着。
複雑な鍵盤交替、頻繁なコンビネーションの入れ替え、アシスタントなしで弾く私にはヒヤヒヤするところもありましたが、 本番は何とかクリア。 本番直前の楽屋に、アメリカに住む友人オルガニストからFacebook経由で、恩師サットマリー先生の奥様、愛夫人の訃報が入り、、 信じられない急な出来事に驚き、また深い悲しみを覚えました。もう一度、お会いしたかった。 演奏活動、また教鞭をとられる先生を常にぞばで支え、働いていらした愛さん。 遠くドイツの地で永遠の眠りについた夫人にも届きますよう、祈りと感謝の気持ちを込めて演奏しました。
そして23日は川口リリアホールで私の監修のプロムナード・コンサート(演奏は梅千野安未さん)。2回目の会は開演15分前に満席となり、 約100名の方にお帰りいただくことに、完全満員御礼でした。24日はイヴのキャンドル・サービス、25日には2つの礼拝、 忙しいクリスマスの中でしたが、 例年のようにチキンを焼いての我が家のクリスマスメニューに加え、林檎を沢山いただいたので、タルト・タタン、焼き林檎を焼き、、頑張った・・ と思いきや、やはりその後風邪でダウン。ちょっと張り切り過ぎましたね、体を休めるよう赤信号が出た様子。 年が明け、1月3日の今日は初泳ぎ。アップの後、メインに“2017M”(100M×5、50M×12、25M×16、100M×5、17M)・・水泳仲間と気持ち良く泳ぎ、 新しい年も静かに、また元気にスタートです。 3月3日11:45〜 オペラシティでのヴィジュアル・コンサート、急遽外来オルガニストのピンチヒッターで 弾くことになりました。マイ・ベスト・セレクション(勝手にタイトルを考えています、笑、、)、、何度か弾いてきた 大好きなオペラシティのクーン・オルガン、あの楽器の 魅力を引き出しつつ、お昼のひと時、多くの皆様に楽しんでいただけるようなプログラムを準備しようと、 また私も大好きな曲ばかり揃え、、演奏します♪お時間許せば、是非お出かけください。 2017年、皆様方に幸せや喜びを感じていただけるような音楽を届けていきたいと思っています。 本年もよろしくお願い致します。
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