第145話 残暑お見舞い ---2012.8.21.
オリンピック、若さとエネルギーを燃やしている選手達の姿は輝いて素敵でしたね。競泳の数日間は早朝起床、 ヨーロッパ・タイムの生活の日が続きました。金、銅メダル獲得!感動と勇気を与えてくれました。 沢山の時間を練習に費やし、目標に向かい自分の情熱、精神、忍耐、体力、全てをかけている選手の姿、、 演奏家にも似ているところがあるせいか、共感を持ちます。 週末には花火大会、実家から歩いて5分、年々盛大になります。涼しい川風に吹かれながら、真夏の夜空に天高く広がる光の饗宴、 その美しさに思わず歓声! 和太鼓のような響きも好きです。光と音が繰り広げる瞬間芸術。 日本の“美”ですね、日本の花火は本当に美しいです。 海外でも花火を見ていますが、日本のように繊細であり迫力があり、 また趣向がこらされた花火はないです。日本の夏を満喫。
明朝、ポーランドとドイツへ旅立ちます。クラコフ、ヴロツワフとポーランドへ3年続きとなるのですが、 今年はカトヴィチェという南ポーランドの街の大聖堂で開催される「]ZFestiwal Muzyka Organowa w Katedrze」 (第17回大聖堂でのオルガン音楽祭)で今度の日曜日の夜に演奏です。 クラコフやヴロツワフより大きな街ですが、観光都市でないので案内書に情報がありまぜん。 見知らぬ地もGoogle mapの地図と航空写真のお陰で、演奏するカテドラルと宿舎の位置などは知ることが出来ます。 東京との気温差が10度以上、秋冬物の衣類など見るのも暑苦しいのですが、クローゼットから引っ張り出し、 コーディネートを考えセーター、ジャケットを選び、嵩張らないので旅行用に買っておいたユニクロの ダウンも持参することに。楽譜、オルガンシューズ、衣装のほかに、忘れてはならないのがPCのデータ。 モバイルPCに新しいデータを移し、旅先での仕事連絡に答えられるように。 演奏会後はドイツへ、カトヴィチェからハンブルクまで飛行機の直行便がなく、列車で10時間半。 南ドイツへはしばしば行きますが、なかなか北ドイツへ行く機会がなく、今回は 北ドイツにしばらく滞在し、歴史的なオルガンを見聞してくるのが目的です。 その後鉄道で南下し、南ドイツにも少し滞在し、ミュンヘンから帰国する予定です。
秋の旅ではドレスデンのゼンパーオーパー(ドレスデン州立歌劇場)でオペラも鑑賞しますが、オペラのチケットもネットで 座席表から席を選び、これもオンライン・チケット。代理店を通すより安価で良い席が買えるので、 ツアーの皆様のチケットも私が購入することに。1枚1枚プリントアウトしこれが皆様のチケットになるわけですから貴重品です。 旅を前に仕事の連絡、仕上げなくてはいけない原稿もありバタバタ、オルガン練習もしなくてはならない。 そして旅に出る前になると不思議と片付けないと!という気が起き、 家中の大掃除が始まる。毎回のことですが、旅前は大忙し。 こうした準備も全て完了。どんな旅が待っているでしょう、どんな出会いがあるでしょう、 楽しみあり、心配ありですが、帰国しましたらまたご報告します。皆様も残りの夏をお楽しみください。
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