第226話 プチ・フィンランド生活 ---2019.8.17.
(右の写真は、ヘルシンキの市場で。旬のキノコ、苺もお甘くて絶品。) 今回、有難かったのが、まずどこの国よりも「水」が良かったです。ヨーロッパの他の国では経験なかったです。 ピュアな水で、もちろんミネラルウォーターなど必要なく、水道水が美味しく飲め、またキッチンでも冷たく、 シャワーの下でもフワフワ!!肌はすべすべ、髪もつやつやに。 それからお魚が豊富なこと。新鮮なお魚、お肉が手に入りました。野菜、果物、乳製品、パン、とても美味しく、 自然なのです。添加物やケミカルなものではなく、原材料や素材にこだわった食品ばかりでした。買ってきたサラダの葉を開けたら、 根付きどころか鉢に入っていて驚いたことも(一番下の写真)。ハーブも豊富で、特にディルは重宝しました。
デザインと言えば、もちろんヘルシンキの街は、マリメッコやiittlaはじめ、素敵なお店がいっぱいでしたが、生活の随所にシンプルで綺麗でお洒落感が満載! 今回、さらに自炊生活の楽しさを倍増させてのが、キッチン。こんなキッチンが欲しい!と思うような快適さ。 IKEA家具やキッチンを想像してくださればですが、これはアメリカ(ハワイ)以上でして、大きなシステムキッチンなのですが、 くるくる周るお鍋の収納庫、洗った食器の収納棚(これまで見たことがないです)、まな板がシステムキッチンの中に入っていたり (これも、初めて)、ゴミ箱もしっかり3通りの分別ごみ箱になってシステムキッチンの中に。外には何も出ず、全てが綺麗に収納。
さらに、これはトゥルクのアパートメントでしたが、ベッドルーム、リビングルームそしてダイニングルームに加え、 ガラスで囲まれた温室風の大きなバルコニーが付き、そしてサウナまで!!フィンランドの家事情も知りました。
フィンランド語はとても難しいですし、フィンランド語のみの表記の所が多かったです。文字表記もaaとかiiとか
、同じ文字が続いたり、覚えにくく、その上、フィンランド語とスウェーデン語の(全然違う)2か国語表記、バス停など混乱します。
けれども、英語がよく通じます。誰もが、英語で話してくれます。
そしてとにかく「静か」です。フィンランド人は静かです、大勢の人がいても、誰も居ないかのよう。電車の中も静寂。どこでも周りに気づかい
、小声で必要なことだけ話しています。
車内のアナウンスもなし、電光掲示板に出ます、アナウンスは最低限必要なことだけ。駅のアナウンスもなし、もちろん日本のような音楽もなし。
様々な場での(レストラン、デパートなど)BGMもないです。テレビのスポーツ番組も、実況中継の言葉なし。
さて、生活に戻りますが、、、ゴミは細かく分け、ゴミ捨て場には詳細にゴミの種類が明記されたタンクが並んでいます。日本と違うのは、 分別のなかに、Bioのゴミも分別しています。自然エネルギーのことも考えているのですね。 バスはVOLVO で、驚くほど定刻に走るのですが、暑い日もエアコンが効き快適。エアコンを使う日などほんの僅かだと思うのですが、 ドイツのバスではエアコンが効かず、苦しいほどの暑さだったことを思い出しました。
教会のオルガンの裏にトイレがあるのには驚きました。教会のトイレ、外だったり、あるいは司祭さんが使う教会内の前方
(つまりオルガンとは一番遠い所、しかも電気などわからない、、で困ることが多い)のが常ですが、なんとオルガンバルコニーに!それだけではなく、
オルガニストの書斎?(個室)もあるのです。 プールへも行きました。日常的に泳いでいる私にとって、水泳は体のコンディション調整に、またリフレッシュでもあり不可欠。 昨年の演奏旅行中、失敗したこともあり、今回は水着を持参。まずはトゥルクのプールへ。感動の屋外、50Mプール。入ってみると、 半分は水深8Mに。残りの半分も足は立たない深さ。朝6時から夜10時までオープンという、流石、白夜の国。足が立たないのに、 水の中を歩いてる風のおばさまが多数。ムーミンのようなおばさま方、そして海で慣れているのでしょうか、みな、立ち歩き泳ぎ? (日本では見たことがない)が出来るのですね、よく見ると中には、腰に浮き輪のようなものを巻き付けている人もいましたが。 入場料を支払うとくれる、腕に巻くバンドをくれて、これでタッチし入場。ロッカーキーもこれでオープンし、鍵がかかる。 広いロッカールームに、お湯もしっかり出るシャワー施設が完備、何でも機能的で合理的で進んでいる、多分私が経験した中で、世界一のプールでした。
白夜の国。夜11時まで明るく、朝は4時ごろ明るくなっていました。眠れるかな、という心配もありましたが、意外に眠れるのですね。 快晴続きでしたが、気温も日中一番気温が上がっても20〜25度、朝は10度以下になることも多々、コートが必要な日も多く、 セーターとスカーフは手放せない気温でした。
写真右上はヘルシンキのストックマン。地下の食材売り場が気に入り、毎日行きました。 「天国に近い国」、「世界で一番住みやすい国」・・実感した今回のフィンランド・プチ生活でした。 今回訪れた街のオルガン、教会、風景を写真の ページにアップしましたので合わせてご覧いただけましたら嬉しいです。
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